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2019.6.13 part2 街を様々な視点から眺めた

昼食の超ボリュームハンバーガー&フライドポテトで胸焼けしながらウィリスタワー(Willis Tower)へ向かう.高額な展望台へ上るからには晴れてくれることを願うが,なかなか雲はとれない.それでもだいぶ明るくなってきた感じがする.

事前にあれこれ調べていた時からわかっていたが,エレベーターに乗る前にまずセキュリティチェックがある.金属センサーゲートと手荷物検査.9.11以降,人の集まる施設では行われているそうだ.時々,ビニール製で中身丸見えのデイパックを背負っている人がいて,なにか流行りなのかと思っていたら,こういうところでバッグの中をまさぐられたりしないためのようだ.
入場はCity Passを買っているので,券売所に並ばずApple Payに登録したPassのバーコード表示でスムース.ただ,まったく混雑していいないので時短効果はほとんどなし.ネットもガイド本も大行列回避のためマストアイテムみたいに書いているけど,特別メリット感じず.

ビルの地下に迷路のように長い通路が作られており,随分歩いてようやくエレベーターに到着した.平面的にはたいして移動してないはずだ.あ,途中に記念写真ブースがあった.ひとグループ毎にポーズを取らされ撮影される.出口でプリントを買うシステムだろう.昭和の頃は日本にもよくあった.


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エレベーターにはディスプレイがあり,面白いことに現在の高さと,高さが同等の著名な建築物が表示される.17階は地上68m,タージ・マハールと同等らしい.


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39階はギザのピラミッド.あれは158mもあるのか.


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77階は我らがランドマークタワー! ここができた頃にはアベノハルカスはなかったのね.でも,ポケGO的には横浜なのがなんだか嬉しい.8月には GO Fest YOKOHAMA があるし.抽選当たるといいな.


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ついに103階 スカイデッキに到達.やっぱりあの目立つツイン避雷針はシンボルなんだね.


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扉が開けばそこは展望フロア.先ごろスカイツリー展望台へ上ったので,高さに驚くことはなかった.


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目を引いたのは,ひたすら直線に延びる線路や道路,そしてそれらに並行して整然と区画された街並みだった.


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もうひとつはミシガン湖.言わずとしれた五大湖のひとつ.世界最大の淡水湖であるスペリオル湖よりは小さいが,すっきり晴れていても対岸は見える距離ではないかもしれない.
そして湖岸に見える緑がグラント・パーク(Grant Park).GO Festの会場だ.高すぎるところから見ているので,広いのかそうでもないのか,距離感スケール感が掴めない.


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カメラは今回の旅で新調したRX10m4.換算24~600mmの高倍率ズームが早くも活躍するときがきた.今日はFest初日.ぐぐっと寄ると,予定通り開催されてるようで,たくさんの人が見えた.


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最大倍率に近い550mm相当で,公式に予告されていたチームラウンジの3つのテントを捉えられた.


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北側を眺める.ひときわ高いのは左がジョン・ハンコックセンター.右がトランプタワーだ.


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ジョン・ハンコックセンターには 360 Chicago という展望台がある.安定感ある形状だが,黒くて不気味でもある.


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トランプタワーのペントハウス.ホテルのスイート・ルームなのか,オーナー用なのか?
高さが一番にならないよう抑えたという話しだが,確かにウィリスタワーよりちょっとだけ低く見える.


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これはビル名未確認.凝ったペントハウスだな.


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HIghwayは今日も渋滞だ.


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壁から突き出したガラス張りの部屋があった.大人気で列ができてて,係の人がひと組づつそこに立たせている.

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SUBWAYの向こうを地下鉄が走っていて「あっ!」と思ったけど撮りそこねた.


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グラント・パークへ向かう.コンクリート・ジャングルを歩き続けた目が,緑と水に潤される.思わず写真を撮った.


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そしたら,通りかかった人がやはり写真を撮っていて勝手に親近感.


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到着した! ウィロー博士に迎えられて,今日はFest参加でないのに俄然気分が盛り上がる!!


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会場内の様子.展望台からの眺めでもわかったいた通り,人は多いが混雑して歩きにくいということもなく,歩きスマホのゲームプレイも快適に楽しめそうだ.


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一応,マップの様子も見てみる.そうだろうと思っていたけど,明日のチケット持っていてもなんにも無い.1個ポケストがあるのは,会場の公園の外側だ.


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ポケスト回しに行ってみると,湖岸の遊歩道とマリーナ.いや,海ではないからマリーナは変かな.ハーバー?


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公園内へ戻って歩くと,中央の交通規制された道路で配給を待つ人々の姿(キッチンカーでランチを買ってるだけ).列はなかなか進んでない様子.会場周辺には飲食施設も少ないし,ランチは時間帯とか考えないとだな.


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先程上ったウィリス・タワー.暗雲が覆いかぶさり,晴れたものの天候不安定なようだ(実際,少し後に土砂降りとなり,Twitter経由で会場のプレイが一時中断となったことを知った).


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チーム・リーダーたちのボード.


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なんかやってる.どうやらPvPのリアル対戦?
PvPほとんどやったことないし,言葉もわからないのでスルー.
(後から商品がけっこう豪華だったことを知った.ちょっと残念)


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晴れると暑い.昨晩は防寒着全部着込んでも寒さに震えたのがウソのようだ.


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暑さもあってかチーム・ラウンジにはトレーナーがぎっしり.中ではDJ的な人が「みんな!Shinyはたくさん捕まえられたかーい?」とか叫んでいる.休憩スペースというよりミニ・イベント会場のようなノリで賑やか.


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雰囲気は掴めたので会場をあとにした.小さなボタニカル・ガーデンがあり,鮮やかな花とコントラストの強い都市風景を楽しむ.


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隣接するミレニアム・パーク(Millenium Park)へ.観光ガイドによると,この謎オブジェが街のシンボル的な存在らしい.


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本に載ってる写真見ても特に興味が湧かなかったのだが,実物を見ると直線ばかりで構成された都市風景の中で曲面がすごい存在感を放っており,目が釘付けになった.


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下側は更に複雑な曲面となっていて面白い.


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そして,映り込みむビル群は直線が曲線となりありえない風景を見せてくれるし,映り込む自分たちの姿もこのオブジェの一要素となる.これは無限に楽しんでいられる.大人気だというのも納得.


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どんな角度で見るのもすべて面白い.いくらでもシャッター切れる.


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空港に離発着する飛行機なのか,そこそこ低空を飛んでいる.絵になる光景だが,白いビルと旅客機の取り合わせは,あまり気持ちのいいものではないな(トラウマ).


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ひときわ古めかしいビルディングがあった.銘は CARBIDE AND CARBON.鉱業系で時代を感じさせる社名だ.


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ホテルの近くまで戻ってきた.歴史ありそうなビル群と年代物っぽい電柱や信号機が調和している.


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ぎっしりと並び個性や高さを競い合うかのような,無秩序だけど等しく天を目指していそうな風景.
「これがシカゴだ」と思えるひとコマ.


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最新のギラギラビルとアンティーク感ある信号機の取り合わせ.ちょっと違和感.


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ホテル前の川へ.天気も良くなったので観光の目玉とされるクルーズへ.


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川をずーっとクルーズしながら名建築をがっつり見るツアー,川と湖の両方を楽しむツアーなど種類がある.建築見学はライトに,川と湖上の眺めを楽しむツアーを選択してチケット購入.出航まで少し時間があるので,川沿いを散歩して水分補給.ビール飲みたかったけど,すぐ顔真っ赤になるので病気と思われでもしたらまずいと思いノンアル.

休憩しながらゴプラの仕事っぷりを確認.サンドの色違いは初なのでうれしい.ゴプラグッジョブ!
今回のイベントでタッツーの色違いが実装され,会場外でもシカゴ全域でレアポケモンの出現率アップとアナウンスされているのだが,色タッツーもレアポケも引っかかっていない.
Twitter確認すると,会場ではケーシィの色違いがサプライズ出現したとかどうとか.


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出航時刻となり船着き場へ.複数の会社がたくさんの船を運行している.これは乗ったのとは別の会社の船.


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出航! 乗った船はすごく空いてて快適.ガイド本によると予約をとるのが大変なほどの人気らしいのだが,平日のためかぜんぜん混雑していなかった(日本から予約していくか迷ったほどだったけど,天気次第だなと思い予約はしなかった.正解).


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まずミシガン湖へ向かう.流れが緩くてどっちが上流かわからない.


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船が停止した.振り返ると,


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水門が閉まった!?


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あ!鳥が


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と写真撮ってる間に水位が上がり,今度は前方の水門が開いた.
どうやらこの川はミシガン湖から流れ出しているようだ.
こんなところに,スエズ運河みたいな仕組みがあるとは思わなかった.


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陽光あふれる湖上クルーズ.風が気持ちいい!


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少し沖に防波堤があって,波の穏やかなクルーズゾーンが作られているようだ.岸には今は観光スポットになっている海軍埠頭があるので,軍が整備したものかもしれない.


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外,というのかな,湖上から眺める市街の摩天楼.高いところから見たり,その懐を歩き回って見上げたり,ちょっと離れて眺めたり,今日は様々な視点で見ることができて,我ながらナイスプランだったと自画自賛.
摩天楼の夜景を眺めるナイトクルーズも考えていたけど,夜は寒そうだしやはり昼間で正解かな.
夜はあそこに聳えるビルの 360 Chicago展望台へ行ってみよう.


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再び水門を通って市街の河川へ.


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建築中のこのビル.斬新な形状の上に,見る角度でイメージがどんどん変化してめっちゃ面白い.完成したら名建築の仲間入りしてすごい観光名所になりそうだ.


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左のビルのエッジ感.おそらく,敷地形状とかでなく見る者への視覚インパクトを狙って配置したんじゃないかな.奥のビルの緩やかなカーブで張り出したベランダも面白い.海外の写真で見ることはあるは,階によって位置をずらして曲線の有機的な感じを強調している.


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ちょうど傾いた太陽がかかって,トランプ・タワーがラスボス感を強めていた.


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新旧様々なビルが個性を競い合うなか,いくつもくぐり抜ける古めかしい鉄橋はすべて似たデザインで統一されており,いろんな対比が際立つ街である.


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この辺りは新しいビルが多いのだろう.ミラー仕上げなのはエネルギー効率のためかデザイン性か?


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横を見ると例のこれで,最初見た時は斬新に見えたけど,いろいろなビルを見てきたら古さを感じるようになった.


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一番驚愕したのは地下鉄の向こうのビル.けっこうな高層ビルなのに,低層が逆テーパー形状!?!?
地震国ニッポンでは考えられないデザインだ.


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このビルは量感がえげつない.


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マイホテル前を通過.地味だな~.


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だいぶ日が傾いてきた.陰影により建物の立体感が増し,更に見応えが高まってきた.


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クルーズを終えて,建築センターに寄ってみた.様々な資料展示があるようだが,もう閉館間際なのでおみやげコーナーのグッズを眺めたのみ.エントランスのデザイン,直線ばかりのこの街で円をモチーフにしてるところにセンスを感じた.


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同じビル内には,amazonのリアル店舗があった.もちろん,POKEMON GOとはなんの関係もない.


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夕方の柔らかい陽射しで,硬そうなビルたちもこころなしか印象がソフト.


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夕闇迫る.一旦ホテルへ.


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そういえば,なんでこんなにたくさん枕があるんだろう.
キングサイズベッドだから,2人とか子供いれて3~4人で寝るにしたって,同じサイズの枕がそんなにいるか? 重ねたら明らかに高杉だしw
あと▲のは何?


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ホテルの最上階に上がってみた.展望ラウンジがあるので,外出せずに都市夜景を楽しめると期待してたのに,まさかの閉鎖だった.室内からガラス越しにある程度見えるがちょっと残念.窓越しに近くのビルを撮影.個性の違いがすごい.


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シャワー浴びたらあっという間に暗くなっていた.展望台で日没を見たかったのに時既に遅し.それでも急いでジョン・ハンコックセンターを目指す.地下鉄が無い方向なのでバス利用かUBERだが,バスは路線が複雑で自信が持てなかったし,UBERは言葉が不安なのでやはり歩く.


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最寄りの橋を渡ったところから一直線に延びる道路沿いは,マグニフィセント・マイル(the-magnificent-mile)と呼ばれている.「魅惑の1マイル」と訳されているが,ショッピングゾーンとして100年以上も前に計画的作られたゾーンに不動産業者が付けた名称だそうな.
シャンゼリゼに例えられてる記事もあったが,歩いてみると意外と地味だった.The Loopなど中心部の方は,ビジネス街という感じでちょっと覗いてみようと思うような商業ビルが驚くほど無かったが,確かにこちらにはデパート風のとこなどいろいろある.何よりさほど高層ビルで埋め尽くされていないので空が見えて多少開放的だ.


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ライトアップされたデコと,黒黒としてソリッドなモノリスの対比がすごい.


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こういうのが所々に埋もれているのが,東京とも,これまでに行ったことのある海外の都市とも血が合うところかな.もっと近代的なビルばかりの街をイメージしてた.


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さて,高級ブランドショップが軒を連ねているのかと思いきや,"1マイル"で一番目立っていた店はこれ.


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なんとユニクロ w
色使いがもう,ターゲットは中華系ですか?という感じ.


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到着.ここも City Pass 対象施設なので入場はバーコード一発.待ち人数はゼロだったけど.
そそくさとセキュリティチェックを受けてエレベーターへ.年代を感じさせる.揺れも大きいので本当に古そうだ.


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シカゴで2番目の高さの展望台へ飛び出す.ぎりぎり日没後のマジックアワーに間に合った.


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湖岸道路の光の帯,そして湖の暗さが印象的.ウィリス・タワーとどちらを夜にしようかと迷っていたが,下調べでこの湖岸夜景のことを知ったので360を夜にしたのだった.あと,周辺地域の治安的にも,こちらの方が安全そうだったというのもある.


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直線基調の区画は,東京の夜景と大きく違うところ.札幌とは共通点でもある.


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南側,The Loop方面の景観.


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展望台の一角に何かあった.


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壁が傾いて真下を見下ろせるアトラクション(別料金).話の種にやってみたが,見た目以上に傾斜感があって,段階的にせり出していくのだが,けっこう全力で身体を支えているところでグイッと動くので,想像以上に「ひ~~」という感じだった.ここでも例によって強制的に写真撮られた.ここだけは自撮りできないので購入.けっこう高い.でも各施設の写真サービス,案外買ってる人が多かった.日本でも稀に見かけるが,近年ではカメラの普及でほとんどの客が販売ブースは素通りなのに,なんだか古き良き時代を垣間見るような感覚だった.


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完全に西の空が暗くなると夜景の輝きが一層際立ってきた.


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月がいい感じ.だんだん混雑してきたので退散.


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夜9時過ぎているが,まだまだ出歩いている観光客も多く,不安感がないので歩いて帰った.それでもホテル近くまでくるとホッとする.


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水面近くから見るリバーサイドの夜景.


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川の上は風が吹き抜け星条旗がはためく.こっちへ来てから知ったが,シカゴのと通り名は Windy City.それほど風が強く吹く日が多いようだ.今夜は穏やかな方だが,明け方の風はすごかった.


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時間も遅めで,何より歩き疲れたので最寄りのセブンイレブンでてきとーなものを買って簡単な夕食.昨日買ったビールがあまりおいしくなかったので,今夜は安心の SAPPORO にした.


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テレビを付けると紀行番組をやっていた.北極圏近くを,釣りをしながら何週間もかけてトレッキングしていくような内容みたいだった.自然景観がかなりつぼ.

さー,いよいよ明日はこの旅のメインイベント, Pokemon GO Fest Chicago 2019 だっ!!!
すごく楽しみ.

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2019.6.13 part1 シカゴという街

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夜が白み始めたくらいに起きてしまった.
昨夜はなかなか寝付けず時折窓の外を眺めていたのだが,雨まじりのすごい暴風で川面を風紋が走り抜けていた.ひっきりなしに緊急車両のサイレンが聞こえ,事故が多いのか,それとも事件か,やはり気楽に過ごしていられるような平和な場所ではない気がした.


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さすがにルアーが刺さっていることもジムに火花が散っていることもなく,ポケマップも静まり返っているような感じだ.ただし強風マーク.


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雨がやんだようなので,朝食前に散歩に出てみた.気になっていた古めかしい鉄橋群.間近で見ると鉄骨の量感がすごい.そしてこのリベットの数.いかにも強そうだ.建造されてからどのくらい経つんだろう.


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例の円形ツインタワーにきてみた.朝っぱらから飛び出したのは,ジムに空きスロットがあったからだったりする.うれしいことにギフトもドロップした.


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しかしすごいデザインだ.近くで見るとより感心する.シカゴではかつて大火があり,その焼け野原に計画的に都市が作られ,また名だたる建築家達が腕をふるって個性的な建築物が多数作られたという.そして今では,建築見学ツアーの人気が高いらしい.シカゴ建築財団なんていうものがあって,詳しい解説付きのツアーを開催している.このサイトによると,このツインタワーは1960年代の建築だそうで,確かに最近の建築には見られない古さもどことなく感じはするが,これが築50年以上というのは驚きだ.地上部分にはTAXI乗り場でなくUBER乗り場があった.それほどまでに普及しているのだなあ.


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なるほど.確かに船着き場がある.


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また橋の上へ戻り周囲を見渡す.川沿いの遊歩道にこそ緑があるが,鉄とコンクリートで固められた街.そんな印象.


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部屋に戻ってテレビをつける.天気予報の専門チャンネルがある.ミシガン湖の上は相当な大荒れのようだ.そしてシカゴを始め湖岸地域まで雲がかかった不安定そうな天気だが,少し内陸に入るとそうでもないようだ.こうしたことも面白い.


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空港駅に置いてきたマイポケモンの様子を見る.誰かがエサをやってくれてるようで元気いっぱいだ.いつ帰ってきてもいいよ.


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朝食はルームサービスを頼んだ.贅沢なようだが,1Fのバーレストランへ行っても2000円以上するので,同じものをチップまでいれても500円位で部屋に持ってきてもらうのは誤差範囲.なにより気楽だ.
実は昨夜のファストフードで,会話にすごく困ったのだった.英語はまともに勉強してなくて,若い頃の行き当たりばったり旅行でなんとなく身につけただけ.それでも,「旅行会話は雰囲気でなんとかなるでしょ」と楽観してた.入国もホテルのチェックインも,バッチリではないけど困ることはなかった.ところがお店で注文すしようとしたら,なんて言ってるのかまったくわからない.単語だけでも聞き取れれば,ファストフードの注文なんて意味がとれるだろうけど,単語レベルでわからない.黒人系の人だったので,なにか発音に癖があるのかも?

そんなわけで,根拠のない自信は初日で崩壊し,ホテルに戻るなりルームサービスのオーダーシートを記入してドアノブにかけておいたのだった(深夜に回収にくる).これだとメニューにレ点つけるだけで確実に注文できる.


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今日は American Breakfast にしてみた.「今日は」というのは,おいしかったら次は Continental Breakfast を頼んでみようと思ってたから.弱気一直線.
なお,ルームサービスは物腰穏やかで笑顔の素敵な白人の女の子で,言ってることも普通に聞き取れて朝から気分が上向きになれた.ありがとう,
おかげで,なれないチップもまあまあ自然に渡すことができた(ような気がする).


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外の景色を見ながらの食事は気持ちがいい.ちょっと窓枠が高いけど.
味は,まあ普通.UNITEDの機内食よりは128倍おいしい,特にスクランブルエッグはかなり高得点.

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食休みしながらニュース見てたら,高齢ドライバーが歩道に突っ込んだのをやってた.いずこも同じか.


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トランプタワーの様子を確認.


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イルミーゼ出た!
すでに近所に住むアメリカ人フレンドさんから頂いてはいたけど,やっぱり自分でゲットするのはとても嬉しい.


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せっかくなのでAR+で楽しむ.


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背景との距離がぜんせん違っても違和感ないのは,実はすごい技術なのかも.


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タワーの黒卵が割れるのに合わせて出かけてみた.今日はGPSがずれるラッキーはなかったのだ.時刻はすでに9:30.イベント参加のアーリーアクセス勢はもう会場で始めてるし,平日(木曜)の朝っぱらから人集まるかな?と心配したが杞憂だった.あっという間に20人になり2陣,3陣まであった模様.


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無事ゲットん.


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タワーの裏を回って川沿いへ.左が泊まっているホテル.
なんというか,大時代的な建物が割とそっけない近代的ビルをに挟まれていて,外壁の色も三者三様というのが興味を引いた.


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マイホテルの左並びも,豪壮なホテルがあったり細いビルがあったり様々.


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湖方面に目をやると,これまた相当高いビルを新築中.しかもなんか妙な形をしている.


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ここは歴史を感じさせる重厚なビルだが,唐突にアンバランスな連絡橋があってギョッとした.


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近づいてみると低い方の連絡橋は,えらく凝った造りだ.


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壁面の装飾の細かさと量に圧倒される.


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こんな立派なビルの1Fは,高級ブランドかはたまた銀行か?と思ったらなんと普通のスーパーマーケット.


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それにしても,窓の装飾も細かくておそれいる.
そういえば,戦後留学した父親が,「建物ひとつとっても(日本とは)桁違いに立派だ.桁違いだ!」と大事なことを二度言ってたのを思い出した.「これだけのものを作れる国力と戦争していたのか」と思ったそうだ.そういう風に思い知った人たちが,高度成長期を支えたのかもしれないな.


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外壁の柱1本1本にも重みを感じる.


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すでに書いているけれど,年月を経た重厚なものから近代的なものまで,様々な建築物が競い合うように林立しているのが,良くも悪くもこの街の特徴かなと思った.焼け野原に計画的な区割りで道路と街区が作られ,そこに「我こそが一番」と言わんばかりに,高さや立派さや個性を主張する建築物が空へ向かって伸びてゆく.合理性や秩序と,競争と無秩序.そこから感じたのはエネルギーと総合的なパワー.日本人とは根本的に求める世界観が違う気がした.


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この古びた一見華のないビルも,良く見るとすごいレリーフで飾られている.


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突然現れた謎様式,良くわからない.なにかの宗教法人の様式かな?

さて,今日は市内観光に充てているのだが,シカゴ滞在は到着日含めて4日間.実質3日だ.明日はイベントで,観光は2日間.初めての訪問だからどこを回るべきか? あまり観光地然とした所は好まない方だが,でかい湖がある以外は自然豊かでもなさそうで,結局は高いビルの展望台とか目抜き通りとか建築見学もできるリバークルーズなどが無難なようだ.天気悪ければ博物館,美術館か.


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そういう定番名所をいくつも回るならマスト!と,あらゆるネットのシカゴ観光サイトで紹介されてるのが City PASS.クルーズは含まれないが,高層ビルや美術館などの入場が含まれお得な料金になっている.なによりオススメの理由は,チケット売り場の行列に並ばなくて済むという点のようだ.週末なら確かにそうだろう.
ネットで購入するとメールでチケットが送られてきて,iPhoneの場合は Apple Pay の画面にパスを登録できる.なかなか便利そうだ.


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またホテルに戻ってきた.とにかくこの街では公衆トイレが見当たらないので,なにかにつけホテルに戻っている.それとは関係ないが,エレベーターの行き先がタッチパネルというのが目新しい.あと, PENTHOUSE は39階だった.


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また街へ.市の中心部 The LOOP を語源となった鉄道の環状線.環状と言っても,「直線~かっくん直角カーブ~直線」である.直線部分は道路上の高架となっている.


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空港へ向かう時は地下鉄を使う予定なので,偵察のため駅に寄ってみた.STATE/LAKE駅.階段を上がると改札フロアはなんと板張り.そういえば川にかかる鉄橋の歩道も板張りだった.


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料金説明を確認.距離関係なく固定料金.
一般,割引,学生 の3カテゴリー
鉄道 $2.50,バス $2.25,乗り換え ¢25
乗り換えは鉄道とバスを乗り継ぐ時.

あと,1 day~30 dayの乗り放題パスがある.
3 dayパスを買いたかったけど,券売機の操作がわからず駅員もいなくて断念.


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街中,いたるところに目を引く建造物がある.

さて,すっきり晴れてはくれないが,市内最高所の展望フロアがあるウィリス・タワーに向かうことにした.観光名所を効率良く回ろうとするより,気の向くままに普通の街角を歩くのが好きだ.


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その前に,空港へ向かう時の乗車駅となる,CLARK/LAKE駅も偵察する.それからウィリス・タワーを目指す.複数路線が交差する市内で一番の乗り換え駅らしく,ビル内に大きな駅があった.係員もいるので安心.


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建物の中を通り反対側へ.吹き抜け空間のデザインが目を引く.ここは州政府の建物でもあるらしい.


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外の広場には,現代アート? beast(野獣)の立ち姿だと言うが難解.
それにしても,箱型ビル群の中に有機的なのか無機的なのかわからない野獣,背後にバロック調の尖塔.詰め込まれた要素が多すぎて把握しきれない.


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これ,建築当時は周囲より高くて威厳があったんだろうなあ.現在はすっかり埋もれている.


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ここは安全そうなので,壁に背中をつけてスマホ確認.Sprintは大手携帯会社.そういう企業がスポンサーなのは何処も同じか.


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行き止まりの路地を覗くと,屋外非常階段のついてるビルがあった.30階建近いので,あれ怖いだろうなあ.


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ようやく市内で最も高い Willis Towerに到着.以前は Sears Tower という名前で,全米で最も高いビルだったそうだ.買収により名のしれた建築物の名前が変わるのはなんか違和感.野球のスタジアムみたいなものか.
お昼を食べようと中を除くが,驚いたことに飲食施設は無いっぽい.Google Mapを見ると,裏側の方にマックがあるようだ.


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だが見当たらない.もしかすると建物内のフードコートかもしれないと入ってみる.吹き抜けのこれまた彫像もある立派な空間.見ると地下に何かありそう.


バーガーショップがあり,ちょうど昼時になってビジネスマン達が数人のグループで次々にやってくる.入ってみたがここでまた難儀した.メニューボードはあるが,そのひとつを注文してみたが何かをしきりに聞かれる.それがまた単語ひとつもわからない.普通に英語のようなのに,なんでこうも聞き取れないのか.どうもショーケースにある具材をお好みでオーダーするみたいだ.なんとかトマトとチーズを挟んで作ってもらえたが,オーダーしてからグリルしてもらう間,引換券も番号もなしにただ待つのみ.一度呼ばれたのに気づけなかった.

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ようやく手にして,ホールのテーブルでいただく.これがでっかくて,トレイが普通に大皿サイズ.両手で持って運ぶ大きさなのだ.しかもポテト特盛.後でググっていたら,米国では「ポテトは野菜.だから肉を食うならポテトたくさん食べなさい」という概念があるんだとか.ほんまかないな.
ハンバーガー1個食べ切るにも顎が疲れ,ポテトは2/3残してしまった.首位の人は,みんなスリムだが当たり前のように完食していた.たくさん食べて,ジムでエクササイズしてバランスとっているのだろうか.建築物だけでなく,人からも地力の違いを感じたのだった.

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2019.6.12 part3 夜の街へ(おそるおそる)GO...

さて,晩ごはんどうしよう.

いきなり夜の街へ出るのはおっかない.一応,近くに多少の飲食店やコンビニがあるという情報は得ていたが,明るいうちに下調べできていない.スーツも持ってきたしホテルのレストランでもと思ったが,四つ星ホテルの割にメインダイニングっぽいところも見当たらず,バー兼用プレースという感じ.なんとなく入りづらい.

時刻は20:40.ちょっと外へ出てみる.


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まだ空にはちょっと明るさが残っている.国内だけでもTime Zoneが3つあるんだっけ.場所により生活時間帯も違うかもわからない.そもそもいろんな生活習慣が日本と違うかも.ホテルなどは16時chesk-inn,11時check-outが相場のようだ.全体にちょっと遅い? でも朝食は7:30-9:30って書いてあったな.


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古めかしい新聞の販売ボックスがあった.ちょんと機能しているみたいだ.古い映画で見たような街角の光景がそこにあってちょっと感動.
隣接するいくつかのホテルには,普通のレストランっぽいものもあって入るか迷ったが,もう少し探索してみることにした.


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ホテルの裏側の通りに回り込む.いきなり暗いがステーキハウスなどがあり,何かしら食べられそうだが飛行機で座り続けて食っちゃ寝だったからあまりお腹空いてない.ハンバーガーくらいの軽いものがいいな.


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ぐるっとひと回りして川沿いに出た.標柱が古風だ.高層ビル群との共存がなんとも不思議な感じ.


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小雨が時折降ったりやんだり,そして寒い.旅の後半で山岳地帯へ行くからそれなりの防寒着を持ってきてるが,全部着込んだのに冷える.思わず早足になってけっこう遠くまで来てしまった.観光ガイドに必ず出てくるシアターの前に出た.ホテル界隈は人通りも少なかったが,この辺はそこそこ人が歩いてる.その代わり物乞いも多い.ホテル近くの路上で寝てる人は静かだったが,この辺りは積極的にじゃら銭入れの空き缶をじゃらじゃら鳴らしながら声をかけてくる.聞こえないふりして目を合わせずやり過ごす.追っかけてきたりはしない.店も多くて逃げ込めそうな表通りは大丈夫そうだ.
 
店内がよく見えるファストフードの店があった.客層は若者やあまり裕福そうではない人が多いが,それだけにお値段はリーズナブルだろう.客席も3割ほど利用で適度.


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チキングリルバーガーを注文.味は可もなく不可もなし.ドリンクの量が多い.


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ここでようやくポケマップを見れた.ネットで海外ポケGO漁ってると,歩きスマホはもとより高価なスマホを路上で見せるのはご法度みたいに書いてるものが多かった.実際は歩きスマホは普通に見かけたが,初日から盗難とか面倒事はご免だ.当面はゴプラトローリングに徹する.


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ホテル近くまで戻ってきた.行きがけに見かけたセブンイレブンで買い物.こちらは両開き自動ドアはあまり無いようで,コンビニも手押し式回転ドアだった.ビールとつまみを購入したが,酒類のショーケースは鍵がかかっており自由に取り出せない.夜は売らないのかと愕然となったが,先にレジでID見せてアンロックしてもらうシステムだった.所変わればいろいろある.馴染みのセブンイレブンだからと侮れない.


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靄った空へと伸びる Trump Tower はラスボスの居城感バリバリで思わずニヤリとしてしまった.


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部屋へ戻ると窓の外は圧巻の夜景だった.


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川沿い方向の夜景.


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奥行きがあってスケール感が良くわからない.


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川面の暗さとストリートの暖色系が目立つ街灯がなんだかノスタルジック.


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今回は一眼レフなし.三脚も超小型の卓上用だけ.新調した1インチセンサーのRX10m4で,大きな三脚んしのどれだけ夜の撮影をできるかテスト.


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フルサイズ換算24~600mmという化け物ズームの割に玉ボケもわりと良いな.撮って出しで黒も締まっている.それよりも,遠目にはシックな暖色系に見えた街の灯りが,すごくカラフルなことに気付かされた.


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ひとしきり夜景と撮影を楽しんでから灯りをつけてビール.缶が太くて長いwww


さて,明日は市内観光,明後日はポケGO Festだ.とりあえず明日の天候をチェック.気象会社は,ポケGO画面の天候情報を提供してると言われる accu weather にしてみた.現在11℃.体感6℃ですか.確かに凍えた.でもって,上の方に赤い帯が...?


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タップしてみると警報・注意報の類が出ているようだ.
しかも「海岸危険声明」!?
目の前にあるのは海のようなサイズでも湖だからどうなのか?

Fest会場の公園は湖岸なのよね.ちと心配.


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肝心の明日の天気は,曇りベースな様子.なんだか広域的に寒気が入って荒れ模様のようだけど,イベント参加の金曜は気温も上がる予報だから回復してくるかな.


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以前日本で出現していたハブネークさんと再開「おひさー」


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しっかしすごいなー.見渡す限りのポケストにルアー刺さってる.この街に世界中からポケGO大好き人間がたくさん集まってると思うと胸アツ.

実は家を出てからここまで,TwitterのTLは眺めてリプライしたりはしても,自分のツイートは一切していなかった.GO Feat参加のこともお口チャック.仕事が不規則なので,ほんとに出かけられるのか,ちゃんとたどり着けるのか,自信がなくて先に言うとトラブルを呼び込みそうな不安があったのだった.あと,Fest会場でいきなりツイートの方が面白いかなあと.

しかしここで画像アップして「すごいな~,ルアーだらけ」とツイートしたら,ポケGOの師匠と仰ぐガチ勢のAっ氏に「えっ,夜??」と指摘されて即バレしてしまったwww さすがである(笑)

ばれちゃったけど,これで気兼ねなく明日の観光もツイートしまくれるぞ.Aっ氏ありがとう.


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2019.6.12 part2 初の海外ポケ活 市内へGO!

期待はシカゴ.オヘア空港へオンタイムで着陸した.夜間飛行なので通路側座席をとったし,睡眠をとらせるためか外は真っ昼間のはずだがブラインドは下ろされ続けていて外の様子はわからなかった.着陸寸前,ようやくちらりと窓の外が見えたが曇り空の模様.

アナウンスがあったのでさっそくWi-Fiの電源を入れた.


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ドキドキしながらポケGO起動.おなじみのマップが表示されてひと安心.周囲にはめぼしいポケモンはいないようだ.数列前の日本人客もポケGO起動してる(笑)


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ジムが見えたのでタップしてみると,


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お! Chicago Cubs.なんか聴いたことあるぞ.ベースボールだったかな(スポーツは疎い)

スマホ時代初めての海外でわからないことだらけ,通信ができなくても旅はできるはずだけど,ポケGOだけはそうはいかない.
そこで,通信手段は二重三重にバックアップを用意した.

1) とりあえず初心者でも無難そうな海外専用Wi-Fi
2) 現地用SIMカード(2種類)
3) docomoの海外利用サービス

1) はよく聞く空港で借りられるやつ.イモトのWi-FIとGlobal Wi-FIというのがトップ2っぽい.口コミを眺めてると後者の方がバッテリー持ちがだいぶいいようだ.その代わり重くてでかい.サイトを見るとモバイルバッテリーとしてUSB出力もできるとある.容量に自信ありということだろう.調べものやSNSする程度なら軽さも捨てがたいが,なにしろこちとら(死語?)丸一日の屋外イベントが目的なのだ.スマホ用モバブーも大容量を持っていくが,ポケGOの消費はすごいからWi-FIにまでは回せない.Global Wi-Fi一択.予約して成田空港で受け取った.オプションでBOSEのノイズキャンセリングイヤホンを借りることができて,滞在期間分も料金払うことになるので迷ったけど借りてよかった.ジェット機のあの「ゴーーーー」という音からトイレの「バシュッーー」というバキューム音まで95%カットしてくれてすごくリラックスできた.

2) は現地購入がけっこう大変そうなので,手堅くamazonで購入.
Verizonは,日本でいうとdocomoのような位置づけの大手MNOのようだ.山岳観光地を含めエリアの広さに期待した.辺鄙なところでは,Verizonだけ通じるところ,AT&T(やはり大手,さしずめau?)だけ通じるところがあるようだ.あ,メタル電話でAT&Tがあった気がするからこっちがdocomoか?
なお,商品リンク貼ったけどこの手のものは価格も仕様も変動するし,販売してない時期があったりする.6.800円で購入したけどテザリングもできた.データ容量は12GBを22GBに増量キャンペーン中だった.

もうひとつはmostsim.Verizonのは米国内専用だがこちらはカナダでも使える.予備に機種変前のスマホを持ってきてるので,スマホ2台とも差し替えた.米国内はT-Mobileの回線とのことで,どうも調べた範囲では通信速度などはそこそこっぽい.名前も名前なのでY-Mobile的なMVNOだと思った(が,第3位を争うMNOらしい).
ポケGOアプリは両方に入れてあるし,どちらからもテザリング可能なので,回線,本体,アプリのどれがトラブっても大丈夫だろう.そしてもうひとつ,スマホのバッテリー切れや熱障害を交代利用で回避できる(はず).はじめて開催された時の横浜フェスで,キャリアによって安定度が違ったり,充電しながらのプレイでアッツアツになったのを教訓にした.

SIMカード2種類+Wi-FIは一見過剰だが,Twitterもヘビーに使うとなかなかの通信量になる.全部合わせて枯渇の心配なく,過不足のないように計算したのだった.

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3) はいわゆる海外ローミングサービス.利用申し込みは無料だが,使うとバカ高い基本料金がかかる.しかもデータ通信量は国内の基本契約プランから消費されるらしい.だがSIMを差し替えると日本の電話番号が不通となってしまう.家や職場には「連絡はメールで」と伝えてあるが,なにかあれば困ることもあると思うので使えるようにはしておくべきだろう.あと,SIMカード挿し替えは紛失とか静電気による破損とかリスクもあり,メイン端末は必要が生じれば海外利用.サブ端末に現地SIM刺してテザリング運用が安心感ある.

SIMも商品ごとに利用方法が異なり,開通済みで現地で挿せば使えるものもあれば,日本でアクティベーション申請をしておいて現地で開通しなければならないものもある.イミグレ手前のベンチで挿し替えたが,すぐには機能せずびびった.結局Verizonは少し時間が経過したら繋がり,mostsimはアクティベーション手続きするもうんともすんとも言わずゴミかと思ったら(レビューでそういう話しもちらほら)空港のWi-FIに一度つないでしばらくしたら開通した.


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空港内をうろうろ.地下鉄(ORD)駅のジムにメルメタルを配置.


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やったぜ.初の海外ジム置きだ!

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黒卵が割れたので初の海外レイド.初めてだらけでとても楽しいけど,今がアグノムかエムリットだったらなあ.

さて,レイドやって異国の緊張感もなくなったので市内への交通手段を物色する.リーズナブルなのは地下鉄,次にバス,そして乗り合いバンでの送迎サービスがある.雨模様なので駅やバス停からホテルまで歩きたくなくてバンを探す.それらしき車はすぐ見つかったが「建物内でチケット買え」,買うと「これを運転手に渡せ」.再度外へ出ると車は居ない.うろうろ探して聞いてもみな「この車は違う」という.15分ほどしてやっと来た.しかし,「すぐに乗り換えだからな」と言う.ほんとにたどり着けるのだろうか?

結局,最初の車はターミナル間送迎用で,市内へ向かう別の車に乗り換えだったのだ.


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google mapで市内へ向かう高速道路に入ったのを確認してようやく安心できた.しかし,車利用は失敗だった.夕方のためか高速道路は大渋滞.郊外へ向かう反対側も混んでいるが,市内へ向かうこちら側のひどい渋滞は想定外だった.


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地下鉄(郊外区間は地上線)が並走しているが,空いているし本数も多い.


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結局,標準23分程度のところを2時間以上かかった.


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やることないのでポケマップをずーっとながめながら通りすがりのジムやポケストを覗いてみる.ブイズで揃えようとする人たちや,空気読まない人がいたりするのは何処も同じか w
至近距離にある所に限って車速が上がり回せない.しかし2こ前の座席の白人の女の子は時折ピッと回したりしてる模様.移動速度制限がアプリの国別で違うのだろうか.


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「お,ジャンクションだ」とマップ見て気づく.それくらいゆったり作られている.


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広大な土地に無理なく効率的に線形を引いていることがわかる.うらやましい.


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ようやく市の中心部らしき高層ビル群が見えてきた.


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ひときわ高いビルには,尋常じゃなくでかい避雷針らしきものが立っている.大陸のサンダーストームの激しさ故だろうか.


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あちこち工事中みたいだ.もしかしてそれで慢性的渋滞なのかな.


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市内に入るとクレセリアが大量にくるくる回っている.レイドアワーのようだ.


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「いた!」ピンクのカラナクシ(にしのうみ)発見.地域限定ポケモン初ゲットだ! 地域限定と言っても<西半球>ってゆー広い地域だけど.


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自分の泊まるホテルのエリアは通り過ぎ,だいぶ南の方まで回って最後の方の降車.クタクタ.でも部屋に入ってテンションV字回復した.


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これが市内中心部のマップ.右側の広大な公園がGO Fest の会場となるGrant Park.その西側にThe Loopと呼ばれる中心街がある.名前の由来は鉄道が環状線になっていること.旧市街というほどではないが,古くから栄えていた一角のようだ.ホテル選びで最初に候補にしたのがGrant Park前のThe Congress Plaza Hotel.それと地図には無いがHiltonの隣にあるEssex Inn.パークに面していて休憩や充電にもすぐ帰れるし,Lake Viewの部屋なら公園越しに五大湖の一つミシガン湖を見渡すナイスロケーションだから.でも前者は建物・設備の古さが全クチコミで指摘されてるのが微妙.後者は夜の一人歩きは多少心配になるようなエリアのようだ.悩んでいるうちにポケGO特需なのか全室埋まってしまたので諦めがついた.

最終的に選んだのは川沿いにあるWyndham Grand Chicago Riverfront.治安問題から夜の一人歩きが心配なとき,ホテルからでも都市夜景を楽しめそうなホテルを探しまくって見つけた.


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この川沿いに著名な建築物が立ち並び,建築見学クルーズがあってシカゴ観光の人気No.1だとガイドには書いてある.更にこのホテル,川の屈曲部に面しているため,不通の川沿いなら窓の正面は対岸のビルになるが,斜め45度を見ると川に沿ったビル群を一望できるのだ.おまけに,33階くらいのペントハウスに屋上ラウンジがある.高層ビルの展望台に行くつもりだが,それよりいいかもしれない.
そんなわけで,River Viewのお部屋を予約.City Viewという名の向かいのビルが見えるだけの部屋より高いのは言うまでも無いが,とにかく日本とは物価が異なり,最安の部屋であろうと驚くようなお値段.3万の部屋を展望付き4万の部屋にアップグレードしようと大差無い,いやむしろお得な感覚.実際いくらで予約したかは忘れたけど,日々チェックして若干下がったところを抑えた.


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部屋の正面はTrump Towerである(笑える).


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相当な高層ビルだが,なんでもD.J.Trump氏は全米一の高さにしたかったらしいが,「テロの標的になる」と市内有力者から反対されて高さを抑えたという話がある.真偽の程は知らない.ギラギラド派手で,周囲の建物から浮いてる感が強いのだけど,このアンバランスなのか実は安定感があるのかわからない斬新な造形はイヤが上にも目をひきつけられる.


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Trump Towerにもジムがあり,ルアー刺してるトレーナーの名前は明らかに日本人っぽかった.明日はGO Fest開催初日.いち早く初日に体験したいトレーナーやユーチューバーなんかが大挙して現地入りしてるはずだ.GPSが暴れてTowerのジムに届いたので,すかさずレイドに参加.


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ホテルの部屋でレイドできるなんてもうサイコー.でも楽なだけでちょっと寂しいか.やっぱりそこを目指して行くこと,そしてトレーナーが集まるのがいいんだよね.コーヒーは,一杯分づつパックされたレギュラーコーヒーのマシンがあってなかなかおいしい.


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再び景色を楽しむ.眼下には川.右側へすぐでミシガン湖だが,屈曲部が災いして見えない.


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その代わり,湖の反対方向はばっちり.期待どおりだ.
円形のツインタワーが目を引く.


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上部はマンション,下部はなんとオープンな感じの駐車場.さらに地下には船をつけるポートがあるらしい.有名建築物のひとつ.新しく見えるがけっこう古いのも驚きだ.


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川面に目をやると,橋梁は古風な鉄橋に見える.アンバランス感が面白い.


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あれが観光リバークルーズ船だな.建築物の詳しい解説付きのものが人気らしいが,出港場所はホテルからすぐだ.天気良ければ乗ってみたい.


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大人気らしいけど,今日は雨のせいか客の姿はまばらだ.


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サブルームは広い.しかしシャワーはガラス張り.ぼっちだから何も不自由ありませんがね ww


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シャワーヘッドはでかい.固定式で方向は変えられないようだ.予約サイトの設備specに,Rainfall Showerと書いてあったのがこれか.雨のように全身にかかるわけか.
とりあえずシャワー浴びて,さっぱりして夕食の算段をしよう.





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2019.6.12 part1 さあ,シカゴへGO!

出発の一週間前にパスポート取得.慌ただしく米国のESTAを取得.あとナイアガラの滝はカナダ側の方が観光地として充実しているらしいのでカナダのeTaも取得.査証免除国家なのだが,9.11以降電子的な査証相当のものが必要になっているらしい.観光目的なら申請はネットで簡単にできて数日でおりる.

久しぶりの海外,初めてのスーツケース旅ということで準備はめちゃくちゃ大変だったがようやく昨日出発(これは一年前に日記をつけてる感覚で書いています).ネットで細かな情報調べすぎて,出発前からもう旅の記憶があるような妙な感じ.ついでに旅の疲れもすでに感じ ww

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成田空港に到着.近年第3ターミナルには何度かお世話になったが第一は久しぶり.
105Lのスーツケースは荷物満載で23kgくらい.これでも一眼レフも三脚も涙を飲んではずし,今回新調したRX10m4にすべてを託して星景撮影は諦めているのだった.冬の撮影を目的に入れたらオーバーチャージ必至だなこりゃ.しかしネットは本当に便利だ.地下鉄のホームから地上へバリアフリーに出られるかをまとめてあるサイトがあった.だがJRに手近な改札から入ったらまさかのバリア攻撃.階段を引きずりあげることに www なお,キャスターの性能が良さそうなサムソナイトを選んでみたのだが,わずかな段差なら何もなかったかのように乗り上げてくれる.快適だ.

成田は遠い.念のため3時間前に到着するように行ったら,チェックインカウンターで「早く来てくださってありがとうございます」と言われてしまった.恐れ入ります.KIOSKマシンでのチェックインも初体験でボーゼンとしていたら,他に客もいないので丁寧に操作を教えてくれた.わかってしまえば便利だ.聞いてみると海外も大概これになってるとのこと.安心材料増えた.

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時間がたっぷり余ったので展望デッキへ.天気は良くないが雨ではなくて助かった.

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かわいい飛行機いた.妹に写真送ると「◯◯だ1」と知っている様子.
ポケモンみたいでかわいいな.

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でも口元隠すと目つきがちょっと怪しい?

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乗機前に夕食をとる.実は機内食ほか各種サービスの質で,日本の航空会社にするか米国のにするかけっこう悩んだのだった.北米大陸内での移動も考えるとUNITEDで統一するのがベストと判断したので,機内食はもとより期待せず美味しいものを食べとこうってことで.ハンバーガー生活がつづくかもしれないからここは和食でしょ.釜炊きのおこげご飯がおかわりし放題でおいしく満腹になれた.

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メインホールのタイムテーブルは昔ながらのパタパタ動きそうなデザインで,なんだかほっとする.

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まだ時間がありうろうろしてるとアマチュア写真家さんたちの富士山写真展をやっていた.無料だし見学させていただく.いずれも見栄えする力作ぞろい.ポストカードを下さるというので「これから海外へ行くところなので」と丁重にお断りすると,「ではお土産にたくさん持っていってください」と束で頂いてしまった.あの笑顔では断れなかった.カードは,サービスの良かったホテルなどでベッドメイクさんなどに感謝のひと言を書いて残すのに使わせていただいた.感謝.

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さーて,ボーディングタイムも近くなったしゲートへ進もう,スーツケースには恥ずかしげもなくポケモントラベルのステッカーとタグを付けて,あまりないロイヤルブルーの色と合わせて識別性を確保した.

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航空券はUNITEDの公式サイトで購入した.マイル会員にも登録.するとアプリを入れるよう強く勧めてきたので入れてみたが,これが使いやすく情報の更新も極めて迅速かつ情報の出し方が的確で非常に助けられた.なお,機内Wi-FIを利用したい時はアプリからしか申し込めないので必須である.

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乗る機材はあれかな?

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ボーディングブリッジのタイムテーブルは今風ね.やっぱりこっちの方が見やすい?

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座席は,昔はエコノミー,ビジネス,ファーストだったが(←庶民目線),今はプレミアムエコノミーというのがあるらしい.足元や座面幅に余裕があり,リクライニングもエコノミーより深く,食事その他サービスはエコノミーと同じというもの.長時間フライトなので魅力と思ったが,それだけで価格が倍くらいになる.ビジネスのように足をまっすぐ伸ばせるわけでもないのに高すぎ.
ところがUNITEDにはエコノミー・プラスというなんかプレエコと紛らわしいシートがある,ポレエコほどではないけど,足元が少し広く,座面幅は同じだが少しだけリクライニングが深い.価格差は距離と使用機材で異なる,太平洋路線だと片道1.5~2万円高.少しといっても,エコノミーで倒していって「あとちょっとだけ倒れてくれたらなあ」と思うことはあるので,いいかなと思う反面価格差も許容範囲ながら少なくはない.

結果的にこれは大正解だった.「あとちょっと」倒れて,脚を組むこともできるギリギリの余裕.疲労感はだいぶ違うと思う.

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ほどなく夕食が出された.食べられるけど無理に食べなくても,という予想の範囲の味.まあまあのとこだけ食べた.

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ビールはステラをチョイス.けっこうおいしい.

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食後にはアイス.グリコだった.

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出発後すぐに窓は閉められ,旅番組など見てみるが液晶の性能が低く疲れるだけ.しかも隣の席の音声が混信する.音楽に変えてみても同じ.諦めてスマホの音楽聴いたり,退屈と情報遮断に耐えきれず機内Wi-Fiに課金してTwitterのTL眺めたり....zzz

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日本時間深夜の変な時に夜食が出た.いや,朝食扱いか.太平洋路線では仕方ない.
仕方ないのはいいけど,ベーグルにキットカットとあられって,どういう朝食なん?

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耐えに耐えて,ということもなく,直前までの仕事と準備疲れでぼーっと浅く寝ながらで,案外早くも到着は間近である.

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ここで朝食.うかうか食べてると着陸態勢に入りそうだ.オムレツはけっこううまかった.

さあいよいよシカゴに降り立つ.
どんなポケモンに会えるかな.
そして街やポケマップの様子はどんなだろう.

実は出発直前までほんとに行けるかわからなかったので,フライトインフォの画面で機影が北米大陸に差し掛かった辺りから突然旅に出た実感が湧いてきてワクワクしている.
















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旅の準備でわたわた

今は2019年5月.
元号は「令和」に変わった.

もうすぐ超久しぶりの海外旅行に行こうとしている.
旅行とか合宿とか,遠くへでかけて何かをすることは大好きだ.でも,長いこと行き先は国内.それも計画なしに気軽に出かけられるマイカー車中泊の旅がほとんど.飛行機を使った時は,準備に慣れてなくてヒーヒー言ったもの.それを海外に行こうというのだし,旅の経験は多くても必要になるかもしれない物は全部持っていく旅慣れない人っぽい性格.旅の準備が最大の難関であった.

若かりし頃は毎年海外へ出かけてはいろいろやりたいことをやり,行きたいところに行っていた.行きたいところもやる気も山ほどあって,世界は夢にあふれていた.
思い出せばその始まりは平成元年.勤めていた会社をやめて無計画無期限の南太平洋周遊旅に出かけたことだった.元号の変わり目に海外へ強く気持ちが向くのは因果めいて面白い.


準備は膨大だった.

若い時は,往復航空券買って到着初日の宿を抑えるくらいで,あとは行ってから考えればいいやだったけど,いい歳なので宿がなければそのへんでビバークはさすがに不審者すぎる.それに行く先はアメリカ.9.11以降,様々なセキュリティチェックは厳しいようだ.それにポケモンGO Festが行われるのは大都市シカゴの中心部.ネットで旅先情報を調べていくと,かつてはギャングの街.今でこそ旅行者が夜出歩ける界隈もあるけれど十分注意とのこと.治安の悪い郊外では,車を運転していて銃撃されることも珍しくないという.

こうなってくるとドミトリーも不安だ.海外旅行浦島太郎として,いろいろ勝手がわからず最初はパッケージツアー利用も考えた.しかし,せっかく一念発起して北米まで行くのに,ゲームイベントと市内観光だけではつまらない.かといって,基本商業都市で有名観光地とは地理的に離れているシカゴだと,「シカゴ夜景&◯◯国立公園7泊9日」なんてゆー都合の良いツアーは存在しなかった.

そもそもの成り行きが,
「北米の自然は見に行きたいとこたくさんあるな」
「でも太平洋路線は億劫だな,時差もがっつりあるし」
・・・
「そうだ,シカゴフェス応募してうっかり当選したら行こう!」
「どうせ当たらないし」
・・・・・・・
「まじかよ,当たっちまった」
というものだったので,大自然満喫6割,ポケGOイベント4割の期待値なのだった.

大自然ははずせない!

行ってみたいところはたくさんあるが,とりあえず大噴火しちゃう前にイエローストーン巨大火山,あとは後退しきって無くなっちゃう前にナイアガラの滝かな.地図を眺めてみるとナイアガラはシカゴから割と近い.イエローストンは西部ロッキー山脈にありけっこう遠い.でもなんとかなっぺ.
あと,シカゴはイリノイ州の東端で隣はミシガン州とわかった.父親が留学していたミシガン州立大学のあるLansingの街をひと目見てみたくなった.

行先候補が出そろったところでルート作りだ.
諸々考えて,日時固定のイベントを旅の後半に持っていくのはリスキーだ.そもそも仕事の絡みで直前まで出かけられない見通し.そこで,シカゴ~ランシング~ナイアガラ~イエローストーンと考えてみた.
位置関係と距離を整理してみる.

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なるほど.シカゴ~ナイアガラ・フォールズは524マイルか.
マイルって1.6倍だっけ? 800kmちょいか.
ラッキーなことにほぼ最短ルート上にランシングがあるぞ.

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次にナイアガラからイエローストーン.これは飛行機移動だろうけど,とりあえず距離感を把握.
2824kmかなるほどー.

ちょうど日本列島縦断くらいやね ⇩

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良かった.5000kmくらいあるかと思ったけどそんなことなかった.自走するわけじゃないしね.
それにしても,なんでgoogle mapはマイル表示したりkm表示になったりランダムなんだろう.

ここで,浦島太郎としては最適化方策がわからず,「人生はじめての旅行代理店任せもアリかな」とネット検索すると,今でこそ大手だけど貧乏旅行時代から「安さの秀インター,安心のHIS」と格安航空券購入の定番であったHISさんに,旅行コンシェルジュなる窓口があることを知った.

https://ordermade.his-j.com/

結果的にはオーダーメイドは可能だが,ちょっとだけ期待したパッケージツアーの部分利用とか,現地デスクでの発券などの裏技的なものはなく,航空券は個人手配料金に若干の手数料が乗るだけだが,ホテル料金は高めになってしまうと正直なところを教えてくれた.一方,イエローストーンは公共交通機関がなくレンタカーしか手段が無いとか,ナイアガラ・フォールズは最寄りの都市からの交通が意外とネックで,トロントからオプショナルツアーが多数出ているのでそれの利用がおすすめ,などいろんなことを親身にアドバイスをくれた.
ちょっと驚いたのは,イエローストーンへの大移動に「キャンピングカーを借りるのも良いですね.でも期日が迫ってるから間に合わないかな」

「えっ!?!? 3000km近くあるんですけど」

単独行ということも伝えてあるのに大胆な提案.しかし北米旅行ではアリかも.
いろいろ参考になることを教えてもらい,現代旅行事情が少し見えてきた.感謝.
ぜひいつかHISさんでオーダーメイドしてみたい.

結局,最終的には skyscanner で経路・時刻を調べ自分で航空券を手配した.フライトの時刻によって料金が大きく異なり,料金とにらめっこしながら,明るいうちに宿に到着できるとか早起きして空港へ行く手段があるとか,条件をクリアできる経路を絞り込んでいった.そうなると宿の位置も重要で,大きい荷物を持っての空港アクセス,イベント会場へのアクセス,その他の観光スポット,特に夜間でも比較的安全に移動できそうな,それらをクリアする位置での宿探し.
自分が知らないだけで,そういったことを全部ネットで手軽に調べられてそのまま予約できる.

「これがインターネット時代かー」と叫びそうだったが,実際のところ情報量がすさまじく多いので,手軽だけどむやみに時間はかかり,ひと回り見て最初の航空会社やホテルに決めようとすると,価格が変動していたりで振り回される結果になった.しかし,ネットさえ繋がればどうにかなるという自信にもつながった.自力でやってよかった.
宿の予約くらいは,世間に遅れながらも数年前から楽天トラベルなどを使い始め,車中泊したくない日は急遽当日予約したりしてたが,海外でも巨大予約サイトでそれができるとわかった.大手は数社あるが,自分は総合的情報量で Hotels.com を選んでみた.
余談のようで役に立つこととして,各ホテルの口コミが非常に有益な情報源だった.基本情報として地球の歩き方も買ってみたが,口コミには「このホテルは空港から地下鉄1本,駅周辺の治安もまずまず良いエリア」,「シカゴの地下鉄でエレベーターがあるのは◯◯駅だけ」,「朝食は隣にスタバあり」とか,ミドルクラスの宿でサイトには書いてないが荷物預かりしてくれる等の情報がとても役に立った.
ロケーションとしては,イベント会場の Grant Park 前にあるホテルが途中休憩とか充電に便利そうだったが,空港アクセスや街歩きのことを考えて,少し遠いが川沿いの一等地のホテルを選んだ.観光情報を調べてみると,シカゴは高層建築の数々と摩天楼の夜景が名物だそうで,危なくて夜出歩けないときのもそれらを楽しめるようにと考えたのだった.

他にもいろいろ準備するものがあった.

家族旅行を除き,バッグパッカーか登山者らしいでかいザック背負ったスタイルしかしたことなかったのでスーツケースを購入.父親の使っていたものもまだ使えるが,やはり軽くなっているしキャスターの性能が激進化していると知ったので(スーツケース選びも詳しく書きたい).
ちょっといいホテルで,夜外出が憚られたらレストランにドレスコードがある可能性は大だ(実際,予約したホテルのサイトには書いてあった).しかたなく,ビジネスライクでないサマースーツを新調.そして何より必要なパスポートを申請しに行けたのはけっこうギリギリだった.大雨だったか何かで首都圏の交通が大混乱した日で,午後になって動き出したので都庁のパスポートセンターへ行ったら,ガラガラで即受付してもらえラッキーだった.

出発の一週間前,パスポートを受け取りに都庁へ.

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申請の長い行列を横目に一瞬で受取完了.普段だと30分は並ぶ感じだろうか.

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マップを見ると西口公園ではクレセリアが舞ってた.実はシカゴ行きを決めたときにはユクシーが日本に出現していたので,UMAシリーズのいずれかが旅行期間に出てくれるといいなと密かに期待していたのだが,全世界的にクレセリアがしばらくお出ましということで軽く落胆していたのだった.第一本庁舎の方に行ってみたらクレセ降臨していたので一戦.建物内はGPSが暴れて難儀した.

もうひとつ,今回の旅の核心とも言えるのが通信手段の確保だった.これはまた次の機会に書こう.

いよいよ出発だ.ポケ旅GO!
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そうだ 旅日記を書こう 一年前の

こんにちは または はじめまして

ポケモンGOリリース当初から,年中無休で活動しているポケ畜トレーナーです.
ポケGOに触れるまでは,ピカチュウとニャースくらいしか知らなかったのに,すっかりポケモンワールドにドハマリしてます.

ポケモンアニメ(2019)も,放映しているのは知っていたけど「アニメは別もの」と思って見ないでいて,ダンデ回の時にちょっと見てみたらびっくり.ポケGOからのファンに強くアピールする内容ですね.制作中断による再放送やアマプラで既放送全話見てのめりこんでます.ルギア編でゴウが目をキラキラさせて「世界は広いんだ」と言うところからもう気持ちが沸き立ってきました.

2020年,新型コロナウイルスによる感染症:COVID-19 により,それまで想像だにしなかった世界に変わってしまいました.幸い我が国日本では,爆発的感染をなんとか回避して,経済活動や日常生活を取り戻そうという段階に入りました.世界各国も,それぞれ異なる方法論でそれを目指していますが,国と国の間の移動がいつ自由にできるように戻るのかは見当がつきません.

実は昨年,ポケモンGO Fest Chicago に参加するため,すごく久しぶりに海外旅行をしました.あまりに楽しかったので,Montreal と 新北(台湾)での Safari Zoneにも参加.横浜もフレンドさんが招待してくれて,町内の仲間と参加.国内旅行する時は,いつもけっこうな時間をポケGOに充てているものの,ポケGOそのものを目的に旅をすることになるとは自分でもびっくり.そしてその楽しさに夢中になりました.

昨年は仕事のサイクルとイベント日程がウソのようにドンピシャだったけど,今年は仕事が忙しく春のSafariは申し込めず.結局コロナで現地イベ中止になっちゃいましたが,「チケット買っとけばよかった」とは思いません.現地へ行くからこそ楽しめる.ダンデ選手の「バトルは本気でなければ楽しめない」に同意です.ええ.未練はありませんとも(たらたら)

夏のGO Fest はオンライン開催となって,現地イベントの高揚感こそ望み薄なものの,どんなプログラムで楽しませてくれるのか楽しみです.なんといっても,不公平さがぐっと減って,世界中のトレーナーが楽しめるのだから!

前説が長くなりましたが,まだ国内の移動すら自由とは言えない現在なので,昨年のポケ旅をできるだけ同じ日付で旅日記にしてみようと思います.たぶんグダグダ長いです.どうでもいいこともたぶんたくさん書きます.寛容な気分で眺めていただければうれしいです.
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